現在メンバーが各自それぞれにソロ活動中の、KICK THE CAN CREWです。どうも地味にやってるっぽいなあと思っていたら、KREVAのこの曲でそんな印象を払拭させられました。
とにかく、絶大なインパクト。このめっちゃ耳に残るトラック(ループする伴奏ね)を作った時点でかなり勝ちな上に、『愛してんぜ音色』と、音楽への情熱をひたすら赤裸々に綴っているのも、とても印象深いです。なまじ相手が音楽なだけに、ベタ誉め感服尽くしまくりな賛美をすればするほど、「心から音楽をリスペクトしている」という風に歌い手の精神性が高まってくるわけで。こういうの、たとえば適当に外人の女の子の名前とか使って歌うと、間違いなくチャラい雰囲気になってしまうとこです。
呼びかけを「音色」にしたのはライム上の理由が第一でしょうけど、ずばり「音」「音楽」というよりもどことなく色気が出ていて、これも成功。『俺だけのモンになんないってのはわかってんだけども・・・』と跪いてみせるのも、うまいバランスです。アイディア勝ちですね、完全に。
ラップにしてはずいぶんと音の上下動が激しいですが、これも演出のうちなのかなと。憧れの「音色」にすがり付こうとする感じ。こんだけの惜しみない愛の告白を平板な音程で歌っていたら、説得力なさそうじゃないですか。ちょっと熱に浮かされたような雰囲気の、でも淡々と続いていくトラックに、感情と声域を振り乱して乗せていく「音色」賛歌。世界がきっちり築き上げられている名曲でしょう。
KREVA
コメント(0)| Track back(0) | 2004年10月05日
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