<メッセージ性を裏付ける個性と、共感を誘う等身大の心情>
女性シンガーソングライター絢香のデビューシングルで、ドラマ「輪舞曲(ロンド)」の主題歌でした。
自分の生き方の決意表明みたいな意味合いがあって、『I believe myself』と歌う曲をデビューに選んだようですね。
こういうタイプの曲は世の中に数あって、みんな似たような内容になりがちだったりするんです。『人に流されてた日々/そんな自分に「さよなら」』とか、やっぱりどうしても既視感あるよなあ…などと思っていたら、『どんな色にも染まらない/「黒」になろうと誓った』というくだりが新鮮でした。一般的に悪いイメージで捉えられがちな色をあえて使うことで、自分らしく生きる!というメッセージがハリボテに聴こえない「個性」を感じることができました。
個人的には、間奏の高いところからこぼれ落ちてくるピアノが好きです。
女性ソロシンガーでマイナー調でピアノ主体って、もしかして鬼束ちひろ以来空席だったりとかでしたっけ?自覚的に「病んでいる私」を演出していた鬼束ちひろと比べると、だいぶ健全になりましたね。
とはいえうわべだけの言葉じゃなさそうなのは上にも挙げたとおりですし、『信じることで/すべてはじまる気がするの』と「気がする」くらいの感覚があるのが個人的には好感です。「信じれば必ず叶う」「すべては始まる」と言い切っちゃうと、通り文句そのままという印象も受けがちだし、上からの見方っぽくなっちゃいますし。
断言できないけど頑張る、くらいのほうが、等身大っぽく共感を得やすいよなあと。
絢香
コメント(0)| Track back(0) | 2006年04月02日
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