 | Everlasting
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
BoA, Natsumi Watanabe, Kazuhiro Hara, Narumi Yamamoto, K-Muto
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<別れの情景、哀愁の響きの中から表れる力強さ>
さて、各所でアンダーグラフ「ツバサ」とこの曲のサビが酷似していると評判になっています。こりゃー確かにそっくりですねー。メロディの流れもコードも。
まあだからといってパクリだなんだと騒ぐのは早計で、だってそんなリスクの高いことをあえてやる、というのがまずわかんないですからね。割とありがちなコード進行で、その和音をべったりとなぞっていくメロディライン(そうすると強い印象を聴き手に与えます)、というこの手の流れは、探せば他にも似たようなのはざくざく出てくるように思いますし。
まあ、この辺の言及は、ここでやることではないと考えるので深入りはやめておきます。そのうちメルマガのほうで書こうかなあとは思っていますが…
こうした似ている曲がある場合、サビの旋律が一緒だ、詞もどちらも別れを歌っているし、などと「どこが同じなのか」を検証してパクリだなんだと言及するのは簡単です。でもそうじゃなく、「じゃあ、違っているのはどこか、どんな部分が違うのか」を見極め、そこから両曲の性質の違いを指摘することが、このブログにおいて重要なことだと自分は考えてます。
今回の場合、それはサビのワンフレーズの後半部分、この曲の詞でいうと『僕の笑顔をせんぶあげるよ』ですね。ほぼ似た流れながら、「ツバサ」では短調におけるVの和音を使っているのに対し、この「Everlasting」では長調のVの和音を使っている(※下注)のですね。手っ取り早く言えば、「ツバサ」よりも「Everlasting」のほうが明るい響きがする、そう響くような和音を使っているということです。
どちらの曲もサビの入りはマイナーで始まっているので、基本的には「暗い」響き、「悲しい」雰囲気が漂っています。ただ、別れの情景に浸り込む「ツバサ」のコード選びに対して、こちらは悲しげだけどその中にも前向きで強い雰囲気を出したい…というところなんじゃないでしょうか。そのあとの『ずっとずっと忘れない』と続く部分のメロディラインや言葉の力強さを考えても、最終的には『無理やりにでも忘れなきゃ/次の自分に行けないの』と歌っているような、「前向きに進んでいく」という主張に持っていくためのコード進行なんだろうなと。
BoAは「メリクリ」なんかもそうでしたが、バラードになると一気にこうした哀愁漂う歌謡調の曲になりますね。せっかくスタイリッシュなダンスチューンを歌っているんだから、もっとさらっとしたバラードもアリだと思うんですけどねー。
でも意外と最近はこういう哀愁歌謡系のサビを歌う女性ボーカルって、いないような気もしますね。みんなR&B系だったりするし。ニーズは満たしているのか。
※両曲を白鍵のみの調に直すと、「ツバサ」は「E」、「Everlasting」は「G」の和音になる。
詳しくはメルマガで…
BoA
コメント(0)| Track back(0) | 2006年02月23日
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