レミオロメンの曲は「あったかい」なあ、と。
自分は、彼らのバンド名の由来さえ知らない、シングルを数曲程度聴いたことがあるだけの不勉強者なのです。でも、疾走感のあった「モラトリアム」でもそうだったし、「アカシア」もそうだったし、毎回、平均温度の高い音楽だなあという感覚を受けます。
今回の「南風」でもそうでして。『木枯らしと枯れ葉の舞』とあり、『南風はどこだろう? 君は探す』とあるように、おそらく季節設定は「冬」のはずなんですよ。でも、全然そんな感じがしなくて。『日だまりの中』みたいな、あったかいイメージばかりが伝わってくるんですよね。
これはもう、「ストリングスが大胆に鳴っているから」とかだけでは説明できないものがあるのだと思います。音の作り方、声の質、詞世界、バンドの持つ雰囲気がそうさせているのだ、と自分には感じられます。
これは非常に大きな特徴であり、魅力なのだろうと。冷たくもなく、熱すぎもせず、「あったかい」音を安定して出せるバンドって、他になかなかないですよ。思いつくのは最近のスピッツくらいですか。や、引き締まった冷たい音も、ハードで魂をぶつけるような熱い音ももちろんいいんですが、ポップでホッとする「あったかい」バンドってそんなに多くなくて、貴重だよなあ、と言いたいのです。
最近「想い出がいっぱい」や「青春の影」、「あの素晴らしい愛をもう一度」など、カバーが多いじゃないですか。これらって、みな「あたたかい」歌だと思うんですよ。ハシリの島谷ひとみ「亜麻色の髪の乙女」からしてそうでしたし、っていうか懐メロって、全体としてけっこう「あったかい」印象ありません?グループサウンズの時代なんか、特に。
レミオロメンが人気を勝ち得てきたのは、こうした懐メロのリメイクが受け入れられるのと同じく、「あたたかさ」ある雰囲気に惹かれ、求める人が多いのでは?などという仮説を立ち上げてみたり。
レミオロメン
コメント(2)| Track back(0) | 2005年03月28日
|