 | Happy Days (通常盤)
大塚愛, 愛, Ikoman
エイベックス・ディストリビューション
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すっかりツッコミ系シンガーとしての地位を不動のものにしましたね。声にエフェクトがかかってるのはツッコミを生かすためなんじゃないかと思えてしまうくらい。「さくらんぼ」のあの見事に決まった「もう一回!」路線をさらに広げてくれてうれしい限りです。
まあ、自己ツッコミってのは往々にしてサムいもんなんですが、でも実際ポップス聴いていると、こういうツッコミ入れたい歌ってありません?たとえばぱっと思い浮かんだのが川嶋あい「525ページ」で、『100年先までずっとね一緒だよと海で言われたよ/今はまだまだまだ 夢の中の世界だけなんだ』なんて実に大真面目に歌ってますけど、それこそ『夢かい!!』ですし。けっこう邦楽の歌詞って、一見ステキなようでも冷静に読んだら『どんなんやねん!』ての多いですよ。そう考えると、こういう素人上がりの子が(同い年か・・・)そういう邦楽の世界に入ってきて曲を作る上で、自己ツッコミしてしまうってのはなかなか面白いですよ。
最後の繰り返しにもツッコミが欲しかったなあ。余韻ぶち壊しですけど。
曲はやり過ぎなくらい激しいアレンジになってますね。まあこれだけやらないと、「さくらんぼ」と似ているって言われちゃうんでしょうけど。今も言われてますが、それ以上に。大胆さは褒めていいんじゃないでしょうか。
あと、サビの『Happy Days』コーラスが四回入るわけですが、メロから続く最初の一回だけ頭がメジャーで、あとの繰り返しになると頭がマイナーコードになっているのなんか、芸が細かくていいですよね。ええ。
まあスマッシュヒットで成り上がって、んでまあ歌詞にハートマーク使ったり『頭なでなで』とか明らかに狙いまくりだったりとか、まあそういう路線の宿命として、かなり痛烈な批判の声も上がってきているみたいです。
(しかし「さくらんぼ」だけだった、みたいな意見多いですけど、今回比べてそんなに劣るとは思えないですけどねえ。歌詞もメロディも。「さくらんぼ」って、良くも悪くもチープな出来でしたし)
確かにDVD付き絵本付き(ちょっと気になる)で売ったりとか、シンガーソングライターと名乗るにはちょっと引き出しが足りないんじゃないかなとか、歌唱力もかなり疑わしいものがあったりとかはするんですけど、まあいいと思いますよ?こういう能天気なうたっていうのはバランス的にも必要だと思いますし。素晴らしい感動的な歌ばっかりあっても疲れちゃうだろうし、「音楽ってのはもっと・・・」と一家言ある人たちも、攻撃対象がなきゃつまらないと思いますし。
消える消える言われてもいますが、案外、わりと生き残るんじゃないですかね。人気よりもむしろ、本人の能力とやる気のほうが問題そうです。今のソングライティングの力だと、たぶんあっという間に曲が尽きるんじゃないかと。コード、メロディ、詞の語彙やモチーフのストックがなさ過ぎる。
まだ数曲はアレンジでごまかせるかもしれませんが、aikoのように歌を自然につむぐんじゃない、どう考えてもまず頭で作っている人なので、もうどんどんと自分のスキルの幅を広げていかないと、絶っ対にやばいです。
そしてそういう努力する前に、ぷいっとやめちゃいそうな雰囲気もありませんか?この人。そのほうが、らしいというか。
大塚愛
コメント(2)| Track back(0) | 2004年07月24日
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