 | プラネタリウム
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大塚愛, 愛, Ikoman
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<満天の星空に向け、強くはなりきれない切なさを吐露する>
昨年の「金魚花火」に続き、夏のバラード。世間的には圧倒的に「さくらんぼ」「Happy Days」「SMILY」というイメージが強いはずなのに、「甘えんぼ」も「大好きだよ。」も「金魚花火」も「黒毛和牛上塩タン焼680円」も、とバラードのほうが多いんですよね、この人。これだけバラードを多く出す歌い手というのも珍しいです。作詞作曲やっている本人が、スロー系のほうが好きなんでしょうか。
で、Aメロでさらに和風な感じをプラス。メロディラインと、頭の『夕月夜』という単語。これ以降は詞曲そのものにはそれほど和風な部分はないんですが、出だしのこのインパクト付けとバックで笛を鳴らしているアレンジで、すっかり情緒的な雰囲気を出しています。
いなくなってしまった相手を、夜空に想う…『花火』とか『願いを 流れ星に』とか、「夜空にちなんだ歌詞っぽい単語」がいっぱい並んでいます。その中で興味深いのは、『あの香りとともに』と、「匂い」から記憶を手繰り寄せようとするフレーズがひとつ。嗅覚って、記憶につながりやすい感覚ですよね。情景描写つまり「視覚」や、主人公の心情が大部分を占める詞において、匂いを効果的に使う歌ってなかなかないんですよね。
あと、『泣かないよ』/『泣きたいよ』の使い分け。それ自体は珍しくはないですが、『泣きたいよ』→『泣かないよ』と強さを持って締める歌のほうが一般的かなと思うんですよ。でもこの曲は『泣かないよ』→『泣きたいよ』。どうにもならない胸のうちをどうにもできないままに締められています。つまり「悲しさを踏み越えて強くなろう」という想いより、「忘れられないせつなさ」が勝っているわけですね。
ところで、プラネタリウムという題なのに、明らかに夜空そのものを歌っています。星がきれいな場所という設定のようなので、「まるでプラネタリウムみたいに、星がいっぱいある空」ということなんでしょうか。…満天の星空よりもプラネタリウムのほうに身近さがある感じ。大塚愛って、都会っ子なんでしたっけ?
大塚愛
コメント(4)| Track back(0) | 2005年12月07日
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