<シンクロするのではなく、外側から「守る」と呼びかける強いメッセージ>
デビューからもう一年。いまだにこの編成は不思議な感じですが、安定してシングルをリリースし続けています。レコード大賞の新人賞獲るかなーと思っていたら、なんだかAAAに掻っ攫われてしまいましたが…
今作はかなりハイテンポでハードに攻めています。サビは耳馴染みのいいメロディですが、それ以外は楽器隊が暴れてて。あと男性ボーカルも暴れてます。絶叫してる。サウンド的には絶叫もいいんですけど、詞が「一輪の花」だとちょっと微妙かなあ…という気も。
その「一輪の花」に「君」をなぞらえているわけですが、さて、この「君」って誰なんでしょうか。「一輪」と言うとなんだか女性的なイメージを抱いてしまいますし、『例え君以外の全ての人を敵に回しても君を守り抜くから』と強い宣言をするあたり、まあ妥当なのは男性→女性ですね。でも別に逆でも、同性相手でも通用しそうです。『君は君だけしかいないよ』というのは、万人に向けたメッセージですしね。
『君はまるで日陰に咲いた花のよう』というのは冷静に考えるとちょっと失礼じゃないか?と思いつつ、きっと「君を守る」ということを強調したいからなんでしょう。この「守る」という感情がなければ、ほんとに「世界に一つだけの花」の焼き直しになるところでしたが、オンリーワンを謳いつつ違うところに着地させているかなと。
ちなみにこの曲には、一人称は出てきません。ひたすら「君」に呼びかけ、「守る」と言っていますが、そこに明確な人格は設定されていないのです。これはツインボーカルを取っているため「僕」とか「私」とか言いにくいというのがあるせいでしょうかね。「I」だけじゃ済まない日本語の難しさです。
まあ、なのでこうして聴き手とは別の立ち位置からメッセージの呼びかけをする、というほうが、彼らには向いているのかもしれません。「共感を得る」ためには、聴き手とシンクロしやすくなるよう一人称を設定できないのはちょっと不利ですが、「強いメッセージを投げる」のならば、特定の個人を表に出さなくても訴えかけることができるわけですね。なのでこうして「守る」と宣言することは、この変則ユニットとしては効果的な判断かなと。
HIGH and MIGHTY COLOR
コメント(0)| Track back(0) | 2006年02月19日
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