 | 20粒のココロ
ソニーミュージックエンタテインメント
RYTHEM, 新津由衣, CHOKKAKU, 加藤有加利, absolute 3
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<恋愛のようでそうじゃない、かけがえのない親友へささげる「愛しさ」>
新成人が考える「時」の意識アンケート調査なんてものを、時計メーカーのSEIKOが毎年1月初頭の成人の日に合わせて発表していまして。で、この調査によると、2006年度の成人が「『一番時間が短い』と感じた時は、何をしていた時ですか?」という質問で最も多かった答えが、「恋人といる時間」ではなくて、「友達といる時間」だったそうです。これって、なかなか興味深い結果ですね。
さて急になんの話をしているんだ、と思われたでしょうが…
女の子二人組のコーラスユニットRYTHEMの今回のシングルは、ともに20歳の誕生日に贈りあった「20粒のココロ」「Dear My Friend」の2曲を収録している、というちょっと変わったものなんですね。
その前提で詞を読んでいくと、確かに両曲とも20歳になった大切な親友のためのメッセージです。ただ新津由衣作詞作曲の「20粒のココロ」のみがA面扱いになっているのは、曲の出来というよりは「友情の歌としてだけでなく、恋愛の歌としても読める」からなんじゃないかな、と思います。
『その優しいほほえみに心あたたかくなる/「大好きだよ。」』とか、『二度とない この気持ち 君に伝えたいから』とか、ですね。この辺はどちらかというとやっぱり異性向けの感情に近いよなあ、と感じちゃいます。特に「二度とない気持ち」なんて言い方は、友情を指して使われるのって珍しいんじゃあないでしょうか。
まあ、同世代やそれより下の女の子を見てると、恋愛感情とは多少違うものではあるもののこういう形の気持ちっていうのはある感じもします。女の子同士でイチャつく(というとなんだか言葉悪いですが)みたいなことって、けっこう周りでも見るんですよね。サブカル風に言うと「ソフト百合」ってやつですね。女子校とかでは昔からそういう文化もあったのかもしれません。
ただ、実はこの「20粒のココロ」は、一人称が「僕」になっていたりします。だから、少年→少女へのラブソングとしても読み取りやすい、という面もあるんですよね。
ラブソングとしても通用するように…と思って詞を書いたのかどうかは想像するしかありません。この頃は「僕」を一人称に据える女性シンガーって多いです。でも、意図的に自分を男性視点に置き換えて物語を作っているというわけじゃなく、また「ネコ」に対する「タチ」の立場を作ろうとしているってんでもなく、そんな意識的なものじゃなくて…ナチュラルに「中性的」なイメージに身を置いている感覚を受けるんですよね。男性の歌も中性的な雰囲気のほうがウケている感じですし…
…などといろいろ考察してみましたが、『いつだったか手紙をくれた』とか、『もしも歌声を失っても忘れないでいようね』なんてくだりは、まさに本人たちの生の友情が見えている部分です。ここはもう、恋愛って感じじゃないですよね。やっぱり友人同士の絆が中心になってます。
加藤有加利作詞作曲「Dear My Friend」のほうはもっとストレート。『君がもし 空飛ぶ小鳥なら/きっと私も 今一緒に弧を描いてる』なんて象徴的ですね。「僕」じゃなく「私」だし。
相手を太陽で自分を月にたとえていたり、『泣きたい時 泣いていいよ/ここにいるから』などを見ると、どちらかというと相手の子のほうが前に出て、この曲作った子のほうがちょっと引いている、みたいな関係なんでしょうかね。二人ともいい声でかなり似ているんですが(だからハーモニーがものすごく綺麗)そう考えてみると、確かに「Dear My Friend」のほうが前向きな曲調だけどちょっと大人しい声をしているような…
そうそう、お互いにささげた曲ということで、この2曲はそれぞれのソロになっています。コーラスがなくてちょっと残念。ま、もうひとつ「Song for you」って曲が入っているので、そっちでコーラス分は補充しましょう。
RYTHEM
コメント(0)| Track back(0) | 2006年02月18日
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