新井英樹という漫画家は、実に人に勧めにくい作風なのですけど、しかしこの「SUGAR」は題材をボクシングというジャンルにとっているためか、今までのどの作品よりも多くの人に受け入れられるライトさがあって、いい感じです。
連載も追って読んでいたんですけど、今巻をまとめて読むと、改めてすごいなあと唸らされます。前巻でのまさかの展開から、丸々一冊かけてひとつのエピソードになっているんですけど、ダレないテンポと、最後のあたりの盛り上げ方が凄まじい。単純なオハナシではなく、一癖もふた癖もある登場人物たちをうまく織り交ぜて、作者のかなりアクの強い毒もガンガンきかせつつも、きっちりとカタルシスのあるクライマックスを作り上げています。
連載していたヤングマガジンアッパーズがダメになってしまって、でも来年からヤンマガ本誌で連載継続する、って情報が出回っていて一安心していたんですが、「SUGAR」というタイトルでは今巻で完結、タイトル変えて新しく始めると帯に書いてありました。ふーん。それにしても、冷静に考えてみてヤンマガ本誌のカラーには合わない気がします。まあアフタヌーンもモーニングも違うっぽいんですが、イブニングあたりが妥当かなと考えていたんですが。
あと、隔週だったのが週刊になる、というのもちょっと心配。うーん。まあ気にしていてもしかたないですが。
新井英樹
コメント(0)| Track back(0) | 2004年11月17日
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