 | DIRTY OLD MAN ~さらば夏よ~
ビクターエンタテインメント 桑田佳祐, サザンオールスターズ, 原由子
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<純粋な少年とはちょっぴり違う、悲哀の中にユーモアも忘れない中年の郷愁>
サザン、今年の夏は超ビッグアーティストを集めて浜名湖にて開催した「THE夢人島Fes2006」といった大きな活動も行ったものの、リリースは唯一このシングルのみでした。
キラメキ増し気味なキーボードの音で始まり、ベースラインが緩やかに下降していく穏やかなコード進行と、サウンド面ではリリカルな装いが目立ちます。そしてその上に乗るのは、哀愁を漂わせる「DIRTY OLD MAN」のつぶやき。
この雰囲気と『あの日の熱い僕はもういない/燃え尽き…死んだはずさ』『夢のような過去が/巡るよMerrt-go,merry-go-round』なんてあたりだけを読むと、まるで「TSUNAMI」中年版とも言えそうな感じです。最近は若者も「あの日の僕は…」なんて語ったりしまくっていすが、曲がはっきりともう若くない中年の設定で、しかも大御所が歌うとあっては、その説得力は比べ物にならないくらいですよ実際のところ。とはいっても、『嗚呼 人生 大惨敗へ』『早幾年 あやまちと無礼/見舞い中』とかの言葉の選びかたを見ると、悲哀の中にどことなくユーモアも混じっているように感じるのは自分だけではないはず。桑田佳祐のキャラクターやジャケット写真がそうイメージさせるってこともありそうですが、でも「TSUNAMI」のようにただ100%泣かせにかかっているというわけではなさそうかなと。
旋律は、Bメロの「Woh! Oh!」のシャウトに聴き覚えがあったり、あちこちから別の曲に飛べそうな気がするくらい、サザン節ど真ん中です。でも、『もう一切 金輪際』とかの言葉の乗せかたは相変わらず上手いですね。
『「いい人だね」と皆に言わせて』ここが「言われて」じゃないあたりが「TSUNAMI」のような純真少年とは異なるところでしょうか。こういう、自覚的に道化を演じてる中高年男性は意外と多いんじゃないかなあと思ったり。そう考えると、ちょっぴりセンチメンタルめなサマーソングとしてだけでなく、応援歌としてもじゅうぶん通用するような気もします。
サザンオールスターズ
コメント(4)| Track back(0) | 2006年11月14日
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