ひさしぶりのような気がする矢井田瞳のシングル。しかもなかなか新機軸っぽい、アコースティックな味わいも楽しめて、ちょっと見直しました。心機一転、一から新しい気持ちで始めてみよう、ということでしょうか。やっぱり最近イメージ転換をはかった鬼束ちひろと比べてみると面白いですね。
手紙のような呼びかけ方で、かつての恋人にメッセージを送る、という形式。タイトルの「モノクロレター」という字面はけっこういい感じですが、でもこの「モノクロ」が考えてみると謎。普通手紙っていったら白地に黒のモノクロなんじゃないか、と。「絵葉書じゃない」=自分の気持ちを言葉にしてしたためた、という解釈なら辛うじてできるかな。そういう意図があると言うには、ちょっと「響きのよさでつけてみた」感が漂っていますが。
「過ぎ去った恋=モノクロの記憶」と精神的な意味で捉えようとするにも、主人公「わたし」は相手の新しい幸せを願いはするものの、まだ二人の日々の記憶を風化することができてはいないようですし。『透明な笑顔はそのまま/色褪せない』ってフレーズもばっちりあるんで、やっぱり不適。
どことなく曲に漂う空虚な感じは、聴いていて心地がいいです。ちょうど今の季節の、高く青の薄い空と冷たい風の雰囲気にも合ってますし。
矢井田瞳
コメント(0)| Track back(0) | 2004年11月22日
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