原点回帰の感ある、SOPHIAの9thアルバム。レコード会社を移籍したということもあって、初心に帰ろうとしたのかもしれないですね。
タイトル通り、「青」という色、そこから連想される「青春」の日々、青臭さ、色あせない輝きがテーマになっています。「青」「ブルー」という言葉がタイトルに三曲、歌詞中ではなんと、12曲中10曲も使われています。
でも、もともとSOPHIAって「青」のイメージありますしね。たとえばMr.childrenなどは、長い活動の中で「深海」なんて暗いアルバムを作ったり活動休止してから一回り成長して来た印象がありますけど、SOPHIAはポップで爽やかな曲を基盤として「ゴキゲン鳥 〜crawler is crazy〜」「ビューティフル」なんかの皮肉っぽい曲を作ってみたり、「OWR」「HARD WORKER」なんかのかなり実験的な曲を作ってみたりとかなりせわしなくいろいろなことに手を出しているのに、あくまでも基盤は揺るがないし、決して大人にならない、ピュアな世界を保ち続けている印象があります。さまざまな曲調にほいほい手を出すのも、子供ゆえの無邪気な好奇心から、っていう感じですし。
純真さを自然に保ち続けるSOPHIAというバンドにとって、「色褪せない青」という今回のアルバムは、まさにぴったりなネーミングです。
「青」というテーマがあるためか、またしてもけっこうあれこれ曲調が混ぜこぜになっているのにもかかわらず、統一感は失われていない印象があります。まず、シングルが、三連続リリースした「旅の途中」「please,please」「花は枯れて また咲く」とさらに「青い季節」と四曲も入っているのに、曲順にきちんと収まっています。浮遊感あって曲も詞もとらえどころなく実験的な「ブルーテーブル」や、悪ノリ気味な「情熱のプライド」、タイトルとは裏腹なねっとり加減のある「綺麗なメロディー」などクセの強い辺りも、まあ今までのアルバムに比べれば(全部知っているわけじゃないんですけど)誤差の範囲内かと。
やっぱり、個人的にイチオシの名曲「青い季節」がきっちりとアルバムの中心に居座って全体を引き締めているのと、この曲に呼応するように冒頭でアルバムを象徴している「青空」、もはや手馴れたミディアムバラード「hello,good-bye」「your side」と、この辺がきっちり主題の基本線を固めているのがポイントなのかな。
改めてきちんと聴くと、SOPHIAっていいですねー。今ひとつふらふらおぼつかない感がありましたけど、もうデビューしてからもうすぐ10年になろうかというキャリアを積んできているだけの力は持ち合わせていたということでしょう。前に出ていたベスト二枚組、買っちゃおうかな。
SOPHIA
コメント(0)| Track back(0) | 2004年10月03日
|