<スペーシーに疾走する音楽の裏で、感情が悲鳴をあげる>
インディーズながら人気急上昇中のELLEGARDEN。その名前は以前から知ってましたが、実際にきちんと聴いてみるのははじめて。英語詞が多いからってだけじゃなく、作りが非常に海外バンドっぽいですね。この手のバンドが力を持ってきているのは、やはり聴き手の嗜好の多層化が背景としてあるんだろうと思います。最近そればっか言ってる気がします。
で、この「Space Sonic」ですが、公式サイトでPVフル試聴ができます。かなり衝撃的なPVですが、まあ、ご参考に。ちゃんと放送禁止用語の処置がされていて芸が細かいです。
カテゴリー的には「エモーショナル」という位置づけになるようです。そういうの疎いんでよくわかりませんが、確かにこの曲を聴く限りでは、静と動を効果的に使い分けるストレートなロックサウンドを展開しつつも、ギターの線の細さやメロディ/コードなど、繊細な感情も表現する音になっているなあ、と感じました。
ゴリゴリのパワー任せの骨太サウンドではなく、あくまでも繊細に。歌詞(全英詞)にもまた、そのような方向性を見てとることができます。
「Space Sonic」というタイトル、また第一印象として「疾走感」を感じさせるノリのいい曲調なのですが、実際のところ主題は『It's very cheap but cute emotion/I wish you were here』(意訳しようとしましたが、「cute」が英語でこそ映える言い回しで、うまい日本語が見つからず断念)とあるような、失恋未練の歌なのですね、これ。過去を思い返し、「自分が悪かった」「あれは間違いだった」と後悔し続ける内容なんです。
タイトルの由来はというと、『Spaceship/Go fuck the stars/When the night falls down they shine on me』というフレーズから(あとどこかスペーシーな印象のある曲調から)来たもののようですね。ここは、前の部分「朝がくると太陽に顔向けできなくて発狂しそうだ(意訳)」との対比、また自虐的な全体イメージから意訳すると…「夜、俺のことを照らす前に、星という星に宇宙船が突っ込んじまってくれたらいいのに」みたいな感じでしょうかね。
その他、ひたすらずっと激しく自分を責め続けています。一見爽やかに見せておいて、実はドロドロした感情が奥には渦巻いているので、音だけ聴いて楽しんでいる人も、それぞれ自分で翻訳してみたら面白いのではないかなと。
ELLEGARDEN
コメント(2)| Track back(0) | 2006年02月12日
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