<暖かく染みる先生の言葉+共感を誘う生徒視点の声>
2月に発売されたアルバム「無から出た錆」にボーナストラックとして入っているこの曲、今や国民的ドラマになった「3年B組金八先生」で挿入歌として使われて話題を呼び、今回のシングルカットとなったということです。
武田鉄矢がもともとドラマのために書いた詞ということで、「私」という字を書け、とかそれっぽいフレーズにニヤリとしつつも、なかなか心にズシンと響いてくる暖かいお説教になっています。
実際に「私」という字を書くことで、自分を対象化し、客観的に見つめる視点を持て、というのは、なかなか教育法としてもよくできているのではないでしょうか。噛み砕いて言えば、自分自身をしっかりとみつめ、誰よりも自分に恥じない生き方をしなさい、と暗に教えているわけですね。
もともと武田鉄矢本人がこの詞を歌う予定だったらしいのですが、熊木杏里に作曲を依頼したら、返ってきたデモテープが良いとのことでそのまま彼女が歌うことになった、という経緯があるそうです。
武田鉄矢が歌っても暖かみあるいい歌なのは変わらないと思いますが、澄んだ声をして淡々と歌い上げる彼女の声だからこその味が、またあると思います。「先生」である武田鉄矢が歌うよりも、「生徒」の視点に近い人間が歌うために、共感が生まれやすいという効果も、きっとあるかなと。
あ、カップリングの「ヒトツ/フタツ」という曲は、NHKで二年前にやっていた連続テレビ小説「こころ」の挿入歌として使われていたとのことです。というわけで、お得な一枚になっています。
熊木杏里
コメント(0)| Track back(0) | 2005年05月15日
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