J-POPヒットチャート歌詞分析ブログ

現代ポップス考。(移転しました)

W「ロボキッス」
      

ロボキッス
W, つんく, 高橋諭一, 鈴木Daichi秀行
アップフロントワークス(ゼティマ)

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 うん、曲はいい感じですね。やっぱり、つんくは「いかにもなアイドルっぽさ」をいつも念頭において考えているようなので、そうするとこのくらい子供っぽさがあって、割合ハチャメチャにできる方が、持ち味を生かせるんかもしれません。「〜だわ」っていうわざとらしい口調がハマるとことか。

 ロボット、というモチーフを出してきたのが、やはりポイントです。「キス」「恋」を前面に出しまくってきても、ロボットのイメージがクッションになっているため、うざったくなりそうなのを抑えてるんですね。
 これは、聴き手の頭の中に「ロボットは感情を伴わない、そのはずだけれどある人間と出会うことで愛を知っていく」という類の「物語」が、すっかり頭の中に染みついているからこそ、生きてくる戦略です。実際には、この曲の歌詞中にはそんな「物語」は描かれてはいません。むしろ、いつものつんくのパターン、恋愛をいつも積極的に志向しているような生身の女の子の姿が見えています。でもそこに「ロボキッス」というタイトル、機械的な音楽作り、そして『キスはわかるわ〜ロボットだっても』という一文をスパイスとして加えるだけで、聴き手の頭の中には「愛を知っていくロボット」という物語が勝手に創作されて、ひたすら「好き」を連呼するサビにも、深みを感じるようになります。無意識下の影響って、けっこうすごいもんなんですよ。
 あ、「アイドル」における「偶像性」ってのも、メディア文化の発達した現代だと「プログラムされた人間像」という見方が自然と呼び起こされるわけで、こうした点でもロボットと親和性高いですよね。よく知っているわけじゃないですけど、その昔Winkなんかも、人形みたいな振り付けしてたじゃないですか。確か。あれもそういえば女性二人組アイドルユニットですよね。

 とりあえず今いちばん力が入っているようですね、ハロプロとしては。それだったらデビューがカバーだったのはいったいなんだったんだろう、という話になってくるんですけど。

コメント(0)| Track back(0) | 2004年11月04日

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