一ファン、というか一マニアとしての分析はすでに発売当日に別サイトの全曲解説のほうにアップ済だったりします。が、そっちは過去からの流れについて語ったりだとか昔の曲をガシガシ引用していたりするので、こちらではもっと万人向けの内容を書こうかなーと。
曲は、王道+ストリングス。かなり弦の音も大きいしギターも電子音も鳴ってるしで厚みがあります。「スターゲイザー」とはまた違う作りですが、どちらも「いかにもスピッツらしい」印象があります。
詞ですが、「現実になる夢」のタイトルに沿うドリーミーな高揚感のある中で、『小さな幸せ つなぎ合わせよう』『デタラメでいいから 〜 似たような道をはみだそう』など、ささやかでもズレていてもいい、というよりもむしろそういう方向を好むスピッツらしい言葉で占められています。
「スターゲイザー」ほどのフレーズの焼き直しっぽさもあんまりなく、ちょっとほっとしました。まあ上で触れたようなメッセージが、多少一本調子になってきているかなあという不満はいくらかあったりしますが。
ただ、メロディラインに関しては、まったくもって枯渇の気配を感じさせないクオリティを保ってます。なんでしょうね、別に奇をてらっているわけでもなく、ありふれた流れっぽいのに、絶対に他にはない旋律なんですよね、毎回。これはもう、贔屓目抜きで。メロとかは音階を順になぞっているだけなのに、サビとかはコード進行はまったくもって普通なのに、なんでこんな独自性があるんでしょうね。不思議だ。
ちなみに『愛は必ず 最後に勝つだろう そうゆうことにして 生きていける』という一節がありますが、これはクレジットに「special thanks KAN」とあることからしても、KAN「愛は勝つ」を踏まえているフレーズのようです。「そうゆう」という表記といい、出だしの『ハネた髪のまま飛び出した』という漫画的な情景といい、けっこうユーモアが混じっていたりします。
あ、「どんどん商店街」という名前の商店街が横浜に実在するようですが、さすがにこちらは関係ないかなと。いくらスピッツが最近よく歌詞に地名を取りこんでいるとはいっても、ねえ。
スピッツ
コメント(0)| Track back(0) | 2004年12月03日
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