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関ジャニ∞「好きやねん、大阪。」
      

好きやねん、大阪。/桜援歌(Oh!ENKA)/無限大(通常盤)

テイチクエンタテインメント
関ジャニ∞(エイト), イイジマケン, 吉岡たく, MASA, 馬飼野康二

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<「大阪」以外の地域に向けられた、ステレオタイプな「大阪」像の再確認>

 さて、関ジャニ∞ですが、とにかく地元に根ざした活動ですねー。このこだわりっぷりはなかなかできたもんじゃないです。あんまり知りませんが、曲デビューの前から確か関西圏ではかなり活動していたんですよね?彼ら。ネタがどこまで続くのかわかりませんが(あるいは唐突に終わるのかもしれませんが)こういう売り出し方はなかなか貴重な類ではないかと思うので、「地元密着型アイドル」というのは。KinKi Kidsなんて、名前の割に歌っているのはエスニックな曲だったりするわけですし。

 まあこういうスタイルも、関西圏という日本でもっともポピュラーかつ巨大な「地方」だからこそ成立するのでしょう。
 「関西地方」というのは、実際問題として東京のある「関東地方」よりもずっと強い括りです。「関東といえば?」より「関西といえば?」って訊かれたほうが、はるかに答えやすいですよね?地方ならではの特色というのは、明らかに関西地方のもののほうが共通認識として知れ渡っているわけです。
 標準ではない、地方ならではの味をアピールしても、それが別の地域にもすっと受け入れられる土壌が「関西」という場所にはあるわけです。

 で、全国的なコンセンサスのある「関西」の一大拠点「大阪」の印象を、そのまんま歌にしたのがこの曲なわけです。いわく、「関西弁」「商売」「陽気」「お笑い」…実にベタです。大阪にも内気な方や暗い方も当然いるんだと思いますが、そういう種の人をさらに肩身狭くしちゃっているんじゃないかってくらいに全国的なイメージです。
 とにかく、ステレオタイプな大阪像に終始してしまっていて、なんか新味ないなー…というのが正直なところ。本当に「大阪」の表面を撫でただけで。これは「地方から全国へ発信」というスタンスの弊害なんでしょうかねー。ちょっとあまりにも「そんなの知ってるよ」ということの再確認に過ぎないような。
 合間にコントが挟まっているんですが、これがまた微妙なネタで…ベタベタで、まあファンはメンバーのやり取りが聞けてきっと楽しめるんでしょうけど。限定版と通常版でネタが違うらしく、自分は通常版を聴いたんですが、限定版はもっと面白いんでしょうか。謎。

 どうせだったら、もう他地方の人を無視するくらいディープにやっちゃってもよかったんじゃないかと。地名とか出しまくりで、地元ネタ満載で。『空に浮かぶ太陽』を「道頓堀のグリコの看板の人がしょってる太陽」にするとか。…ダメか。
 でも、そういうディープな方向性のほうがきっと、ネタがわかんなくてもわかんないなりに楽しめると思うんですよね。本当に地元密着っぽさが出て。今回はパックツアーとか、観光案内所っぽすぎかなー。大阪、やっぱりいいよなーという気にはさせられても、より深く知りより好きになる、とまでは連れてってくれないかなと。
 まあ、アイドルなので、広く受け入れられない方向には行けないんだと思いますが。

関ジャニ∞

コメント(0)| Track back(0) | 2005年11月13日

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