 | 直感2~逃した魚は大きいぞ!~
アップフロントワークス(ゼティマ) モーニング娘。, つんく, 鈴木俊介, 鈴木Daichi秀行
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<「恋愛」の曲を「お茶の間」へのメッセージへと広げる、その意味とは>
なんで「2」なのかなーと思って調べたら、やっぱり「1」があったようです。6thアルバム「愛の第6感」収録の「直感〜時として恋は〜」の歌詞を変えアレンジを変えたバージョンということで。
で、そっちのオリジナルバージョンの歌詞を読んで、疑問に思っていたことがだいぶすっきりしました。
『逃した魚はおいしいぞ/またこの次なんてあるわけないじゃん』と煽りまくり、『そうだ そうだ そうだ 全く その通り』と男臭い掛け声を入れ、「ヘンな曲」にしながらも、『真心は届くよ』などと突然ストレートなメッセージを投げかけてくる…というのは、それこそ今までに何度もやってきたつんくの黄金パターンです。
なのに今回はどうも今ひとつ求心力がないような…と感じたのは、「恋愛」の歌じゃないからですね。もちろん『「振られた」が その次の/恋の始まりです』と、恋愛に積極的になれって面もありますが、大筋は生活一般での「考えすぎないでまず行動、チャンスをつかめ」というメッセージです。その一環として恋愛がある、という形。おちゃらけな要素を抜き取ってみれば、シンプルなメッセージソングになるわけです。「恋愛」に絞られた曲だと詞世界が狭くなるぶん、聴き手の深くまで届きやすい。しかし「世間一般」に広がってしまうと、どうもそのぶんメッセージが薄まってしまいがちなのですよね。
で、なんで「恋愛」色をもっと出せる曲なのに出さなかったのかなーと思っていたら、実は原曲があって、その原曲のほうでは「恋愛」についてに絞って「考えすぎないでまず行動、チャンスをつかめ」と歌っているんですよね、実は。
原曲の方が自然だし、求心力も高いように感じます。でも、あえてそこを世間一般へのメッセージに変え、シングルカットしたのは、つまり「それがつんくの考えている、モーニング娘。の目指す方向なのだ」ということなんだ、と考えるのが自然ではないでしょうか。
つまり、「恋愛」に終始する曲だけを歌ってファン一人一人に擬似恋愛世界を与える(イヤな言い方だな…)よりも、お茶の間の家族全員に楽しんでもらえるようなハッピーな曲をやっていきたい、という姿勢なんだろうなと。
その姿勢って、言ってみれば「LOVEマシーン」を出したときと、ほぼ重なるものですよね。あれも「日本中すべての人に愛を届けましょう」って曲なわけで。あの曲以来の「国民的アイドル」としての矜持があるのかもしれません。手を変え品を変えてのエンターテインメント性に徹するのは、そもそもメンバー入れ替えというグループそのもののスタイルからしてそうなのですし。
まあ、「人気失速中」というイメージが定着してしまった今、そんな風にこだわる余裕があるのか…というところをツッコみたい人は、きっといっぱいいると思いますが。
モーニング娘。
コメント(0)| Track back(0) | 2006年01月06日
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