面白ければ、少女漫画だろうが何だろうが読みます。だいたい女性は当たり前のように少年漫画を読むのに、男性が少女漫画を読むのが変、というのはおかしいかと。
まあ、でも、実際本屋で少女漫画コーナーに入って本を物色するのはちょっと厳しくて、なのでチェックしていないうちにこの話も二冊出てました。そして結局アマゾンで買いました。やっぱり世間の目は気になります。
男が少女漫画読んで何が悪い、とは言いましたが、やっぱり男が読んでも面白い少女漫画って、特に恋愛ものだとそんなにないんですよ。男がもう生物学的に理解できないタイプの感情を中心にして、全体ができているってものが多く。そういうのが面白い男性もいるとは思いますが。この辺りは邦楽の世界にも共通してくるように思えたりします。女性の創作は、特に恋愛のことになると、同性どうしの共感に訴えかけてくる手法の人が多い、と。
でもこの作者の話は、感情的な側面よりも理知的な側面が強いので、男でも読みやすいです。一時は実は男なんじゃないかと疑ったりもしましたが、男キャラの書き方見ているとやっぱり女性かなと。あと、たぶん育ちもいいし、学歴も高い。良くも悪くもそういうのが作品に反映されてきている感じがします。
なんだか、話が大きく長くなりすぎのような。作者コメント見ると、ずっと暖めていた裏設定を公開していくってとこらしいんですけど、どうも唐突に進んでいくし、キャラが能力や地位などにおいて揃いも揃ってすっかり一般人離れしてしまっているため、なんだか置いてけぼりにされてしまったような気分に。前巻までが母親、ここからは父親編で、さらにそれに絡む義父と父の回想編に入っているわけだけど、有馬はもう母親編で過去の因縁から立ち直っているわけだから、あんまりドキドキしないんですよね。作者としては、一つ一つ丁寧に残ったエピソードをを消化していきたいんだろうけど。それだったら浅羽編を早く見せてくれ!だし、文化祭のころのような、複数の関係を同時に進めまくっていたあの混沌とした流れの濃さが懐かしくなってしまったり。
前回でほのめかされていた赤ちゃんの伏線が、あっさりと読者にバラされたのにはびっくり。てことは、作中で発覚するタイミングがポイントになってくるんだろうか。作者は頭よさそうなんで、そのくらいは考えてそうかなと。
彼氏彼女の事情
コメント(2)| Track back(0) | 2004年07月01日
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