 | ハローグッバイ (CCCD)
YUKI, 蔦谷好位置, 湯浅篤, Zuriani, 田中ユウスケ
ERJ
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つくづく大人になったなー、と。一見すると、JUDY AND MARY時代からそう変わっていない世界観/言葉遣いのようですが、余裕というか、広がりが感じられるんですよね。
今回は「ハローグッバイ」とあるように、「出会いと別れ」について歌っていて。この、わりと普遍的な視線を持てるようになったことが、ひとつの成長だったりします。
ジュディマリ時代のYUKIの詞はことごとく「あなたとあたし」二人の世界にひたすら終始していていた歌ばかりで、たまに少し広がりがあるなと思うとTAKUYAとの共作だったりして。
別に狭い世界で歌っているのが悪いというわけじゃなく、そうやって二人っきりの特別な空間をドリーミーに描くのってのが、ジュディマリの魅力のひとつ重要な要素だったわけですが。
とにかく、ソロ活動を始めてからのYUKIの詞は、もう少し外を見始めるようになってきています。本筋と外れる/余裕がないので具体例までは出しませんが、このへん、うたまっぷとかで見てみると面白いですよ。
さらに出産以降、歌い方も柔らかくなって。その辺は前作の「Home Sweet Home」で触れましたが、たとえば今回『期待ばっか先走り空回り 見えないわ』とある中で、「見えないわ」みたいな言い方ってもう昔からのYUKIならではの言い回しなのに、歌い方のせいかあんまり「嘆いている」感じがしないというか、まあそんなことだってあるだろう、みたいな懐の広さがあるようで。これ初期ジュディマリだったら、どうしてダメなのよー、とふくれる女の子の姿が浮かんできそうなところです。
『みのらなくても大切なこと』と、すべてを受け入れる姿勢がすっかりできていても、自分の経験を『むだじゃないよって君に言ってほしい』と、やっぱり「君」を求めずにはいられない。人間というのはそういうものだ、とか言うと「ケッ」とか思われそうですが、そういうことを歌で響かせられるって素敵なことですよね。
『地球は回る』あたりは、ちょっといかにもで狙いすぎかなーという気もしないでもないですが。
あと、『心に歌う“一本道”を』っていうのは、もしかしてチューリップ「青春の影」を意識しているんでしょうか。わざわざ引用符付けているし、オマージュっぽい香りがしてニヤッとさせられました。スピッツ「正夢」がKAN「愛は勝つ」を引いているような感じなのかな。
YUKI
コメント(0)| Track back(0) | 2004年12月02日
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