J-POPヒットチャート歌詞分析ブログ

現代ポップス考。(移転しました)

KAT-TUN「SIGNAL」
      

SIGNAL (通常盤)
J-One Records
ma-saya,JOKER,白井裕紀,新美香, KIRA

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<ちょっと斜に構えつつポジティブさは崩さない、アイドルグループの新しいスタイル>

 スガシカオ作詞・B'z松本孝弘作曲の「Real Face」でデビューを飾ったKAT-TUNの、セカンドシングル。前作はジャニーズらしいまっすぐなポップチューンでしたが、今回はちょっと趣向を変えて、ミディアムテンポで歯切れのよいダンサブルな楽曲になってます。CMタイアップの関係もあるかもですが、あんまり方向性を限定せずにいろんなことをやりたい、やらせたいのでしょうね。
 デビュー曲でも(実は)そうでしたが、『癒されちゃ もの足りない…/頑張るだけじゃ 救われない…』というような、ちょっと「斜に構えた」スタンスが感じられます。今までのジャニーズグループだとこういうのってわざとらしかったり、なんだかんだ言って優等生っぽく感じちゃったものですが、彼らははじめてナチュラルにそういったイメージを出せるグループなのかなあ、と。
 まあ、最終的な落としどころは『Your heart 決して ひとりじゃない/話してごらん』とファルセット混ぜて優しく語りかける、というようになってはいるんですけどね。まーアイドルグループが救いのない絶望的な歌なんか出したらそれは世界の終わるときなので、こうでもらえないと、というか。

 ただリードボーカルをチェンジしていくだけというわけじゃなく、サビでは全員+一人がリズム良く切り替わっていったり、メロディの下に『Take it easy now』などをかぶせてきたり、ちょっとスローになってファルセットでの歌い上げパートからサクッとラップに繋がったり、リフレインではアドリブっぽく「Yeh〜」とフェイクを絡めてみたり、チキチキ言ってたり、咳したり…と、なかなかに多彩です。こういう単色イメージの曲はえてして飽きやすいものですが、曲そのものが短くまとめられていますし、こうしていろいろ手を変え品を変えやってくれるといいですね。ところで、前奏で咳しているのは一体誰なんでしょうか。
 ただ、せっかくの歌い上げパートからすぐに低音ラップに移り変わるのは、余韻を潰しちゃっているような気も。間奏入れてからラップやって、それでサビリフレインに持っていったほうが良かったのでは。
 ところで、咳しているのは一体誰なんでしょうか。

 なんにせよ次回はまたさらに趣向を変えて別の方向に挑戦してもらってもいいかなと。じゅうぶんにファンはいるし、それは今までにないスタンスだからこそという面もあるでしょうし。
 彼らは男性アイドルのパラダイムシフトそのものたるべき存在として登場したのでしょうし、せっかく事務所全体が今好調で活発な時期なんですから、守りに入らずにあれこれチャレンジしてほしいなあと思います。

KAT-TUN

コメント(4)| Track back(0) | 2006年10月14日

■ 「僕らの街で」について
KAT−TUNの新曲「僕らの街で」は、最初聴いたときは「作者の小田和正本人が歌ったほうがいいだろ」と思っていましたが、何度も聴いているうちに、この曲をKAT−TUNが歌うのも悪くないなと思うようになりましたね。ちなみに僕の母親は、「Real Face」よりも「僕らの街で」のほうがいい曲だなんて言っていましたね。母親の世代だと、小田和正の曲のほうが耳慣れているからでしょうね。
シスターチルドレン (2007-01-03 08:51:00)

■ Re:シスターチルドレンさん
「僕らの街で」が上の世代に受けるのはよくわかります。聴きやすいですし、わかりやすい。
最近のジャニーズはけっこう高齢層ウケも意識した展開をしているように思います。ま、主には主婦層ターゲットなんでしょうけれど、「青春アミーゴ」とか「抱いてセニョリータ」あたりの昔懐かしの歌謡曲路線は、若者にはレトロゆえの新鮮さを、熟年層には懐かしさを提供していますし。
はじ(管理人) (2007-01-06 18:32:01)

■ 確かにそうかもしれませんね。
ジャニーズ系のタレントのファンと言えば、以前は若い女の子がほとんどというイメージがありましたが、近年では高齢層の取り込みを狙っている・・・というのは確かにそうかもしれませんね。
シスターチルドレン (2007-01-07 14:19:00)

■ Re:シスターチルドレンさん
ジャニーズに限らず、これからは多様化の時代なので、30代以上の層の取り込みが重要になってくると思いますよ。今までは10代20代を相手にしているのがもっとも効果が高かったはずなんですけど、最近はそれだけではジリ貧になってきている感もありますし。
はじ(管理人) (2007-01-08 14:35:59)

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柴田淳
HIROMI

淡々とダークな作風は、
2007年も健在の模様。
今回も、決して取り乱すことなく
ドロドロの本音を聴かせてくれます。


salyu
TERMINAL

作詞に一青窈 が加わったことで、
透明な世界に徹した1stよりも
輪郭が濃くなった印象の2nd。
「to U」のソロ版も入っているけど、
あんまり必要なかったかも…?


bonobos
Standing There〜いま、そこに行くよ〜

今年の自分を振り返ると、
この手のゆったり感のある
心地よいリズムがツボでした。
PV丸ごと試聴もあります。
なかなか感動的で後を引く。


メレンゲ
underworld

前々から薦められていたバンド、
PVフル試聴あったので聴いてみました。
雰囲気、かなーり好きな感じ。
映画タイアップの関係もあってか、
田中麗奈使いすぎな感じだけど、
それだけ押したいのもわかるかも。


あずまきよひこ
よつばと!6巻

読んでいるとほっとする上に
文句なしに笑えるという稀有な漫画。

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