「甘えんぼ」と同じ三連バラードですが、歌い方はそれなりによくなっているかもなあと。前回はいくらなんでもリズムに縛られすぎでしたが(きっと三連バラードってそうなってしまい易いんじゃないかと)今回は多少歌いこなせているというか、自然な揺らぎが加わっていたりも。ただやっぱり『あなたが恋しくて』が「こいぃしくぅて・ぇー」になっていたり『ずっと ずっと 大好きだよ』が「ずっと・ぉー ずっと・ぉー」になっていたり、リズムの頭拍を意識しすぎなのがすごく気になります。
旋律への歌詞の乗せ方も、多少流れに沿ったところもちらほら出てきているんですけど、まだちぐはぐなところが目立ちますね。
しかしこの「乗せられなさ」は、わざとなんでしょうか。毎回毎回1コーラスと2コーラスのメロで音数から何から流れが全然違うのとか、「言葉が揃えられない」のかはたまた「わざと別物にしている」のかが、ちょっと判別不明です。まあ揃えようとしているのにこの惨状なんだとするとかなりアレなので、意図的に効果を狙って変えているんだ、と考えておいたほうが無難ですが。はい。
歌詞、内容は甘々。ちょっと「恋する女の子の理想」すぎる気もしますがまあそういう歌だし。デビュー前から暖めていたということなんで、甘々なのを狙って作ったんじゃなく、もともとこういう作風なのかなと。それってけっこう凄いことだと思います。なかなか代わりがいないはず。
微妙な脈絡のなさが、感情が『これ以上どうしようもなく』なっている感じの演出に(結果的に)なっていて、たとえば恋している女の子がこの曲に浸りこんじゃうとしたら、そういう部分の影響なんだと思っています。冷静に見てたりすると『知ってた?』ってそんなこと知ってるわけないじゃんとかツッコみそうになるんですけど、尋ねずにはいられないのが女心、ということなんでしょう。また『徹夜で帰ってきて疲れてるのに・・・』というくだりは、私と仕事どっちが云々な方向性をちょっと感じます。あたしが一番でいてほしい、という。
きっとそういう過剰な思い入れの部分がうざったい男性の方々も、共感できない同性の方々も、多数いらっしゃるとは思いますが。
しかし一年ちょいでアルバム二枚。もっとゆっくり成長させたほうがいいと思うんですけどねー。ちょっといろいろ至らないカンジなのも、確かにウケてる要素の一つだとは思うのですが。
大塚愛
コメント(4)| Track back(0) | 2004年11月09日
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