<何気ない、だけど生の感触に満ちている恋愛の日々>
aikoの、ぐっとしっとりしたミディアムナンバー。今までよりも大人びた雰囲気…アルバムの印象に近いかもしれません。
現在進行の恋愛の何気ないやりとりから、この日々や気持ちがずっと続いていくことを願う…そんなドラマ性はないシチュエーションですが、曲はストリングスと情感ある声で盛り上がっていきます。この人の声は、伸ばしている間も音にどっしりと存在感ありますよね。
ドラマはなくとも生々しさを感じさせる歌詞がaikoを語る上で外せないポイントではあるんですが、今回はあんまりドキッとするような箇所はないかな。でも、細かいところですが『明日もちゃんと傍にいて』の「ちゃんと」とかが、案外現実的な重みになっているんですよね。単純に歌詞としてみると、「ちゃんと」はないほうが、あるいは「ずっと」とかにしたほうがフレーズとして綺麗にまとまりそうなとこですが、でもそんなセオリーにまとまらないから、作り物としての歌っぽさのない、生の感じが出てくるのかなあと。
また、『透き通る日も曇り濁った日も』という言い方。ここ、「晴れの日も雨の日も」とかだと一般的すぎて引っ掛かりがないですが、「透き通る」「濁った」と自分の感覚からの言葉を使うことで、ここでも生の感じを醸し出しています。
あとは『あたしが射す光のもとへと』をどう解釈するかなんですが…つまり「あたし」が放っている光へと「あなた」が『強く手を伸ばせるのならば』なのか、それとも「あたしが(あなたの)射す光のもとへと」手を伸ばそうとしているのか、ですね。メロディを聴いていると「あたしが射す」でまとまっているように感じるし、でも『あなたはいつまでもあたしの光』とあるのを踏まえると、「あなた」が光を放っているっぽいし…
ま、ここで限定しちゃうのもなんなので、聴き手それぞれが自由にそれぞれのイメージや現実と重ねていけばいいんじゃないかなと。
aiko
コメント(0)| Track back(0) | 2006年01月21日
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