 | 恋のつぼみ
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ 倖田來未, Kumi Koda, Yusuke Kato
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<同性になじみやすい、コミカルかつ一途なキャラクター>
昨年のブレイクから、12作連続シングル発売と波に乗っていたものの、すぐに引き潮になってしまわないためにとても重要なポジションにあった、倖田來未の一曲。結果的には悪くなく、またヘンにどーんと行ってしまうこともなくで、なかなかの好成績だったのではないでしょうか。
「エロカッコイイ」と言われたキャラとはかなりギャップのある、片想いを募らせている女の子が主人公。『大事なときには/いつも最悪。』とか、『心の叫びいつ伝えればいいの???』と、うまくいかない恋愛に振り回されている様がなんだかコミカルだなあ、というよりまさにコミック、少女漫画の主人公っぽいなあと。ちょっとドジで、想いを伝える勇気がなくて、でも一途で、恋愛のことばっかり考えていて…っていう。『ひだまり』を感じさせる相手役も、2極あるうちの「意地悪だけどカッコいいアイツ」じゃないもうひとつの等身大パターンですよね。イメージ的に。さわやか系。
まあ、少女漫画の主人公ってイメージが固まっているけど、それってやっぱり昔から今までずっと受け入れられやすいキャラクターだということで。めっきり男性よりも同性人気を基盤に置くようになった(と思うんですが…)彼女にとって、この共感を呼びやすい少女漫画なキャラ設定が功を奏したんじゃないかなと思ったり。
反面、この恋愛モードなハイテンションは、多数の男にとっては少々厳しいトコもあるんですけど。
顔文字を使ったりのコミカルな表現は、やはり 12作連続の2番目「Birthday Eve」を出しておいたことが有効に働いたのでしょう。いきなりコレだったらもっとリスナーは戸惑ったはず。12枚の中の1枚、飛び道具的なポジションでまず新たな地平を切り開いておいたからこそ、単発の今作も、似た設定を受け入れやすくなったわけですね。やっておくものです、何事も。
まああの12作、新しい引き出しってこっちと歌謡曲&演歌な雰囲気だけだったような気もしますが。
ともあれ、『恋って恐ろしすぎる…』とか『!!!!!』とか、文章のつながりが微妙に「?」だったりとか、全体に適用するんじゃなく「決め所だけ」関西弁になったりとか、そもそも恋の花、つぼみどころか咲き乱れていますよってくらいパッション全開だとか、ツッコミどころは多々あるのですが…でも、他の人で何度か言った気もしますが、こういう「ちょっと拙い」みたいな点もある種より共感を得るもんなんですよね。すっとキレイに表現しちゃったら、ドジで一途な主人公像と合わなくなってきちゃうわけですから。
倖田來未
コメント(0)| Track back(0) | 2006年08月11日
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