この「花火」は知っている人も多いでしょうけど、初めてaikoが注目された、スマッシュヒットになった曲です。
aikoは基本的にどれも好きで、「カブトムシ」とか「初恋」あたりも書きたいんだけど、やっぱり一番ぐっとくるのはこれです。
この人の特徴は、初期の川本真琴のような生々しい歌詞(毎回実体験を元にしているらしい)と、それを表現する生々しい声とメロディラインなわけです。だからバラードとかなんかもうどれもこれも情念がこもっていていいんですが、この「花火」はむしろハイテンポで、ラップと変わらない速さでその生々しい歌がたたみかけられてくるので、もうたまりません。
『こんなに好きなんです 仕方ないんです』とひたむきな気持ちを歌う一方で、『三角の目をした羽ある天使』に『「疲れてるならやめれば?」』と言われる、なんて表現されるような気だるさがもう片方にあって、そうした、錯綜した行き場のない感情が、休むことなく耳に響いてくる。すさまじいほどの心情が一曲に込められています。
余談ですが、友人のホームページに、このページを立ち上げる前の高校時代に自分が書いた小説を載せてもらっていて、その中のひとつの「花火」という話は、この曲がモチーフのうちのひとつになっています。そういうこともあって、思い出深い一曲。
aiko
コメント(0)| Track back(0) | 2003年12月00日
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