 | 色っぽい じれったい
アップフロントワークス(ゼティマ) モーニング娘。, つんく, 鈴木Daichi秀行, AKIRA
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<話題性のない「佳曲」では、「盛りが過ぎた」感を打破するのは難しいものだ>
新メンバーの久住小春という人が加わって初めてのシングル。顔はぜんぜんわかりませんが、なんかつんくが大層押していたような。で、この曲冒頭のセリフはこの子だそうです。
ラテンの曲調は、哀愁マイナー系メロを得意とするつんくには相性がよいです。もっとも、この曲はアレンジが賑やかなラテンではありますが、むしろ注目したいのは、骨格であるメロディラインやコードにおける「半音」の多用ですね。Aメロでは『止まらないミュージック』のところで半音上昇の進行になっていて、これがじわっと迫るような感覚を聴き手に与えてきます。この辺わかっている(理解している/感覚でわかる)シンガーは、こういうラインはもっと感情的に歌いこんでゾクッとさせてくれたりしますが、そーいうのはちょいと感じられませんね。まあアイドル(特に、女性)の場合は、そういう官能的ポイントを「押さえない」ことで、それがアンバランスな魅力と受け入れられたりするわけなのですが。
この他のメロディも、またBメロのコード進行なんかも「半音」を意識した作りになっています。半音の動きというのは、効果的に使うと、感情を込めるのに実に適しているんですよ。はい。
歌詞もまあ、女の子のドキドキな感情を歌いつつ、韻や「ツッコミどころ」を盛り込んだ内容。全体として問題はないんですが、ちょっとつんくにしては大人しいような気もしますね。
クオリティが下がったという気はしないのですが、今まで散々派手にやってきたぶん、どうしても「目新しい」という印象を、聴き手に与えられていないのではないかと。ぶっ飛んだ曲を作ったり、メンバーを入れ替えたりシャッフルしたりずっとしてきたので、モー娘。を見ている側も、そういうインパクトを期待しているところがありますし。新メンバー追加を大々的に打ち出そうとしていたみたいですが、そのくらいでは、もう驚かないわけです。
曲自体はちゃんと作られていると思うのですが、それでは印象に残らないし、世間に漂っている「時代は終わった」というような言説を払拭できるほどの力はないかな、という感じです。流行って恐ろしいですね。
モーニング娘。
コメント(0)| Track back(0) | 2005年09月23日
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