 | ファンタスティポ (通常盤) トラジ・ハイジ, 久保田洋司, CHOKKAKU ジャニーズ・エンタテイメント
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映画「ファンタスティポ」の主題歌ということなので、きっとこの「ポ」の語感が妙ちくりんだけれど何故か惹かれる不思議なタイトルは、映画からのものなんでしょうね。
映画見ていないので、もしかしたらストーリーに何か関連性があるのかもしれませんが、ここでは一応、曲だけで独立して分析したいと思います。
『君を連れてく ファンタスティポへ』とあるように、この「ファンタスティポ」という単語はどうやら「ユートピア」を指している単語のようです。
もともとは「ファンタスティック」をもじった造語なのでしょうが、造語とは新しい言葉、言い換えれば「今までなかった言葉」です。これは、「どこでもない場所」という意味の「ユートピア」に重なってくる気がします。
さらに、その不思議な語感や、詞の中でなされる「『ファンタスティポ』とはどんな場所か?」の説明が『見たこともない花が咲く』などと非常に曖昧であることなどは、現実感を排除し、「よくわからないけどなにか素晴らしい場所」という印象付けを「ファンタスティポ」という単語にさせたい、という意図があるように感じました。全体に、過去を懐かしく振り返ってみたり、『楽園の 隣の この世界で』などと「今この世界」を嫌っていて、そんな不満に対する幻想的な理想郷への誘いがテーマになっているようですね。
井上陽水「夢の中へ」の手法です。
曲調はもう、ジャニーズ歌謡全開ですね。出だしの『あの頃』の4音ですでに決定的な、民謡的で垢抜けないメロディライン。ヒュルヒュルいってるストリングス。とりあえず華々しくあれと、ゴテゴテ盛り付けられたきらびやかな音。
詞では、「ファンタスティポ」という新しい楽園に誘おうとしているわけですが、一方では『忘れていない あの頃の気持ち』と、郷愁も持ち込もうとしてまして。賑やかで楽しげで、非日常的なめくるめく踊りの場を演出できて、かつ昔懐かし感まで出せるディスコ系サウンドは、この詞の方向性に見事にマッチしています。
現実逃避じゃんと言ってしまえばそれまでですが、まあ歌に限らずエンターテインメント全般っていい夢を見させるものなわけで。そう考えると、「ファンタスティポ」のクセになる語感やうっかりすると頭から離れられなくなっている音楽など、かなりエンターテインメントとして出来のいい曲だと思います。
トラジ・ハイジ
堂本剛
国分太一
コメント(0)| Track back(0) | 2005年03月06日
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