9/15にリリースされた3rdアルバム「equal」の先行シングル、にもかかわらずイントロ部分が7/4拍子(3/4+4/4拍子かな)という、大衆受けなど狙っていない、非常に彼ららしい作りに仕上がっております。
とは言っても、別に奇をてらっているのではなく、実に自然な感じで変拍子を奏でてますね。個々の技術と音量・幅のレンジと、何よりセッションの確かさに裏打ちされた演奏能力の高さは、もう一ファンとしてよくわかっているわけでして、そのくらいじゃあこちらとしても驚きません。相変わらず全体としてレベル高いです。こんなに一体感ある音を出せるバンド、他にいたら教えてもらいたいですね。
どうしてポップスって恋愛の歌ばっかりなんだろう、と疑問・不満に思う方にはとてもオススメな、一切の生ぬるさがない硬質な世界観は、もちろん健在です。
ただし、今回は「感情の発見」とも言うべき一瞬を表現しているかのよう。
今までは、前回の「水写」なんかでもそうだったんですけど、調和した、もしくは揺らめく空間の中に在って、ひたすら感情に流されることなく見つめ観察する視線があったのですが、今回の曲には「発見」の驚きがあります。『静かな時刻の 静かな感情に/それは降っていた!/ひらりと降った!』そして、『生かされているんだ/花火のように』という理解に到達します。
これは今までになかった、新しい傾向ですね。悟りというか、途方もない真実に手が触れたかのような感覚が、ここに生まれています。
ただ曲としては、さすがにそろそろインパクトがなくなってきたかなと。次に何が来るかわからない、鮮やかにスイッチの切り替わる展開は、初めて聴く人にはもちろん衝撃でしょうけど、さすがにデビュー当時から追ってきた身としては、もう慣れてきてしまった感があって、少し。
サビは、低空からぐっと伸び上がって上に抜けるメロディラインになっていてなかなか素敵です。翳りある声のためにそこまで目立たないのが難点ですが、だからといってこの声でないとこの空間に合わないしなあ。
またアルバムのほうもそのうち取り上げます。アルバムという場の上で語りたいことも、いくらかあるので。
ACIDMAN
コメント(0)| Track back(0) | 2004年09月23日
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