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キングレコード 水樹奈々, 上松範康, Bee’, 藤間仁, 園田凌士, I.N, 雅智弥
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<完成度の高くキメどころの多い音と、主人公を美しく描く視点>
現役声優さんによる、「魔法少女リリカルなのは A`s」の主題歌ということです。
何だか大人気なので聴いてみましたが、や、これはなかなか凄いですよ。スローでの歌い出しから一転疾走感あるハイテンポ、伸びのあるシリアスな女声、打ち込みとストリングスとピアノ連打、キメキメのメロディとアレンジ…と、はるか昔から連綿と続く「アニメ主題歌のひとつの典型」を片っ端から踏襲しているんですが、どれもレベル高いなーと。
まずメロディラインの出来がいいです。ただ速さで押すんじゃなく、上→下、下→上とジェットコースターのように変動する流れがあってスリリングなのです。ストリングスもあんまり野暮ったくないし、ピアノの響きが上品に絡んできて印象的です。
ズンズンバシンバシンと各所で揃う楽器隊、コラール風のコーラス、ブレイク、『強く果てない』の箇所の三連っぽいとことか、次から次へとまるで暇なく攻めてきます。どうだカッコいいだろうと言わんばかりのこの手の込ませ方は、逆に拒否反応起こしてしまう人もいるとは思いますが、これはもうシリアス系アニソンにはどうしても付きまとう部分だなーと感じます。そういう抵抗をナシで見ればそうとう完成度高いですし、この系統では間違いなく最先端の音だなーと。
歌詞は、なんだか独特の表現満載ですが、基本的に「僕は強く生きる君を見て感動した!これから未来へ進んでいこう」というものですね。歌っている本人作詞で、おそらく『鉄の羽根纏った』とか見るにアニメの内容を反映させた詞なんでしょうが、視点が「僕」なのが面白いですね。主人公はタイトルからしても明らかに女の子っぽいのに。
この場合、作品の主人公は「君」のほうなのでしょう。で、一人称である「僕」は、「ある一人の少年」というよりは「純粋な視点人物」としての意味合いが強そうです。作品の主人公(=「君」)を見ているすべての人(=視聴者全員)を代入するためのまっさらな容れ物として「僕」の視点が設定されている、と考えるべきではないかと。…わかります?とりあえず、主人公が「私、頑張る!」という主題歌とはまったく質の違うものだということは押さえておきたいところです。主人公への感情移入ではなく、主人公を美しく表現する視点に聴き手を落とし込んでいく歌なのです。
水樹奈々
コメント(0)| Track back(0) | 2005年12月29日
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