 | Tomorrow’s way
ソニーミュージックエンタテインメント
YUI, hideyuki DAICHI suzuki, Ittetsu Gen
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<共感を導くのは、思い描くようには強くなれない「弱さ」>
デビュー作「feel my soul」がスマッシュヒットとなったYUIのセカンドシングル。基本的に似たタイプの楽曲を連続で続けているので、きっとこういう方向性が好きなんでしょう。雰囲気は洋楽っぽいですよね。日本の既存の人で言うと、the brilliant greenに近いかなと。尖りぎみの音とか、ちょっと病んだ作風とか。
なんだか懐かしい雰囲気を出しているなあと感じるんですけど、どうもそう感じる根拠がよくわかんなくて悶々としています。なんだろう?
どこか甘い響きも含んだ歌声は、けっこう好みです。好みですが、ちょっとこう自分の世界に浸っちゃっているような感があって、それが気になったりも。
『叶える為 生まれてきたの』という吐露。『手に入れるための/痛みなら so good』という主張。今の現実に翻弄されながらも、幼き日に描いたイノセントな夢を思い返し、それを叶えるために傷ついても進んでいこうとする歌…
なのですが、どうもひとつ「踏ん切りがついていない」感じがします。あくまでも語られているのは「こういう風にありたい」という希望までで、実際にその希望に沿って一歩を踏み出すところまでは到達していない印象。
たとえば『誰かの言葉に つまづきたくない/惑わされたくない…』とあります。この想いは本心から導き出されたものだと感じられるんですが、「…」にまだ弱気が残っています。まだ「…」の後に「でも」が続く余地があるんですね。
ま、だから「この曲はダメだ!」と言いたいわけってんじゃありません。自作しているYUI本人は強い歌を作ったつもりかもだけど、そうはなっていないんじゃ…『そんな事くらいわかっているよ』と言い捨ててみても、そう切り替えきれてはいないんじゃ…という思いはあります。が、これはこれでいい具合に、裏表のない「葛藤」がにじんできていて、いいんじゃないかなと。迷いを抱えている人にとっては、明確に一歩踏み出した強さのある歌よりも、このくらいの吹っ切れていない加減のほうが、ある種の共感は呼べるんじゃないかなと思ったり。
YUI
コメント(0)| Track back(0) | 2005年08月22日
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