 | TOKYO通信~Urbs Communication~
SE SOUL’d OUT, Diggy-MO’, Bro.Hi, Shinnosuke
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<超高速で畳み掛けられる言葉は意味を失い、メロディと響きに溶ける>
超絶技巧ヒップホップユニットSOUL'd OUTの新曲は、都会的な香りのするバックトラックが印象的です。「都会的」って言葉の響き自体がなんだか80年代っぽいですが、そういうどこか古めかしい雰囲気もありつつ、その辺りはけっこううまいこと「レトロさ」みたいなプラスの方向に誘導している感じ。
ラップは、いつもながら、もはや何言っているかわからないレベル。サビの何度も繰り返されるキメのとこ『KEEP AN ATTITUDE TO LIVE UP』って言ってるんですが、絶対に聴こえない。「きびなってんるぶりば」って聴こえる。
前にもどっかの曲で書きましたが、彼らの特徴は3連リズムを混ぜ込んでくることで。部分部分、普通なら2語のところを3語詰め込んでくるんですね。よく舌回るよなあ。もはやらっぷというよりはギターソロとかに近いです、はい。
なんというか、もはや言葉の意味よりも音の響きで魅せる、みたいに思ってるんじゃないでしょうか。『PEOPLE あっぷあっぷ/UP AND DOWN で HOLD OUT』とか、いちおうはテーマとして『飛び込んで情報の海を渡れ』、都会の情報の洪水の中を生きろ、みたいなことを言っているっぽくもしておいて、実際のところは「p」を中心とする破裂音の響きをいかに畳み掛けてカッコよく聴かせるか、みたいな意図でフレーズを作ってあるんだと思うのですよね。だから、歌というよりはもはやスキャットのように聴こえるわけで。
で、この曲のすごいところは、それだけ洪水のように流れる言葉の大部分がメロディに乗っていること。歌っぽいヒップホップはそれなりにありますが、それって「音程がある」レベルなんですよね、たいていは。こんなに上に下に動き回るタイプは聴いたことない。それがきっと、彼らの今までの曲よりもキャッチーというか、聴き手を引き込みやすい導線になっているように感じます。
やー、純粋にすごい曲だわ。
SOUL’d OUT
コメント(0)| Track back(0) | 2006年04月10日
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