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エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ タッキー&翼, 羽場仁志, CHOKKAKU, 滝沢秀明, 酒井ミキオ, 小幡英之, 今井翼, 小林和子, 前嶋康明
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<ラテンよりもラテンらしい歌謡テイストの上に花開く、めくるめく異国世界のイメージ>
前回のシングル「仮面」のレビューで“SMAP、KinKi Kids、V6、嵐、NEWSといった「等身大さわやか路線」が90年代ジャニーズの方向でしたが、最近は関ジャニ∞やこのタッキー&翼といった、こってりした世界観もまたじわじわと盛り上がってきています。”と書いたわけですが…はじめにその方向性を打ち出したこのタキツバより先に昨年トラジ・ハイジ「ファンタスティポ」→修二と彰「青春アミーゴ」と企画単体ユニットに先に火がつく、という事態が起こりまして。
おかげで、今回のこの曲スマッシュヒットは、結果的にその勢いを借りたみたいな形になってしまってますねー。さかのぼっても、「愛想曲(セレナーデ)」「夢物語」「One Day,One Dream」と、ずっとこういう路線の曲を出しているんですよ、と声を大にして言いたい。
まあ今回は曲が真にキャッチーなメロデイの哀愁調なうえ、インパクトのある振り付けも重なっているのが大きかったんでしょう。しかも真似しやすいし。「青春アミーゴ」のヒット要因として考えられる部分をほぼすべて受け継いでいるし、そりゃヒットもするわと。
曲は、これでもかというほどのラテンムード。本場のラテンというよりは、これまで日本歌謡曲で「ラテン」として作られてきた曲のテイストから、現代のポップセンスに合う部分を残らず凝縮した感じ。日本人にとっては、カレーライスこそがカレーなのと同様に、この曲の雰囲気こそがラテンなんですね。まあ、そこまで大元とズレてはいないでしょうけど、民俗音楽特有の「汗」の匂いはやっぱりないですよね。キレイに仕上げられてます。
詞もしかり、「異国の地」のイメージを喚起させる言葉のオンパレードです。『砂漠』『蜃気楼』など熱い国を想起させる言葉が多いですが、中心になるような特定の物語があるわけじゃないんですね。だって『シルクロード』は北半球、『サザンクロス』は南半球のものですしね。そういう細かいことは気にせずに、めくるめく「異国情緒」の雰囲気を楽しむのがこういう曲における作法です。
出てくる宝石の種類も『真珠』だったり『琥珀』だったりしてますね。もはやヨーロッパぽくない文化ならなんでもアリです。…ただし「Venus」はローマ神話ですけど。もはや文化ごった煮状態。それでも「ラテン歌謡」という日本の音楽文化の中では一体となって、実にポップに響いてくるんだから、いやはやすごいっすね。
もはや21世紀の少年隊、と呼んでも過言ではなさげですねー。最近の男性ユニットの傾向から見ても、再び少年隊「仮面舞踏会」的な「非日常世へ誘ってくれる」アイドル楽曲が、そしてその歌い手が求められているようです。
と言ってももう一方の「身近な存在」路線も廃れてはいないわけで、だから彼らもカップリングでのそれぞれのソロは親しみやすい雰囲気の曲を歌っていたり、対抗勢力としてWaTも登場してきたりしているわけで。やっぱり現代はどんどんニーズが多様化しているよなあと感じます。
タッキー&翼
コメント(1)| Track back(0) | 2006年02月20日
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