 | TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」オープニングテーマ 冒険でしょでしょ?
ランティス
平野綾, 畑亜貴, 藤田淳平, 安藤高弘
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<「あなた」の存在よりもはっきりと前に出てくる、強気な「女の子」像>
この春から深夜枠で放送されているアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のオープニングテーマです。知らない方のために簡単に説明すると、このアニメは単なる一アニメ番組ではなく、第一話がかなり実験的なものだったりエンディングテーマ(こっちもそのうち書きます)の改変が異様に流行ったり、主にネットで何かと話題になっている作品でして。
どのくらい盛り上がったかというと、企業のWeb2.0セミナーで取り上げられるくらい。それだけネット上で劇的な口コミ効果を生んでいた、と。
で、このオープニング。ポップでテンポ速めで、女の子が「あなた」とポジティブに生きていきましょうと語る…というお手本のような内容。ただ、『真似だけじゃつまらないの』『感じるまま感じることだけをするよ』『傷つくのはイヤ』などなど、主体的・行動的・強気です。口調もどこか強気な感じ?
こないだレビューしたAI「Believe」では、「あなたに闇から連れ出してもらった」という流れがあったわけですが、こっちでは『なんでだろ あなたを選んだ私です』。まあここでの「選んだ」は指名したとかってんじゃなく「気がついたら好きになっていた」みたいな解釈でいいと思いますけど、とりあえず「受け身」ではないんですよね。
タイトルにもなっている「でしょでしょ」というちょっとウザいくらいの押せ押せな言い方とか、『どこまでも自由な私を見てよね』と、自らのアピールもしていたりと、かなり傍若無人というか自信満々というか、強気なイメージです。『私のちからあなたの涙 どっちも正しいの』とかも、何気なくスルーしそうになりましたが、よくよく考えてみると「私」のほうが「ちから」なのか!とかちょっと驚きますし。
とまあポジティブすぎるくらいの女の子像が描かれているんですが、曲はノリはいいけれどそこまでスコーンと突き抜けているわけじゃなく、奥行きがあって、けっこう上品。
これはアレンジもそうだし、全体的にセブンスが多くて深めの和音になっていたりするのが大きいところ。サビ最後が主音(ドレミでいえば「ド」ね)ではなく、ちょっとズラして伸びているのとか、そういう細かいところで複雑さを作っているなあと。
あと、『明日過去になった今日のいまが奇跡』…ああ、「今が奇跡」ってことなのか、と理解するのにちょっと手間取りました。メロディ的に畳み掛けるキメの場所なのでわざとこういう書き方をしているんでしょう。過去の「か」と今日の「きょ」が硬い発音の音なので、印象に残りますね。2コーラスの同じ部分とか見ると、狙ってそうしたってわけじゃあなさそうですが…
平野綾
涼宮ハルヒの憂鬱
コメント(8)| Track back(0) | 2006年07月08日
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