 | HERO
EXILE, SHUN, COLOR, Michico
エイベックス・ディストリビューション
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だいたいヒーローと題のつく歌、ヒーローという言葉が出てくる歌というのは、最近だと、大きく分けて三種類があると思います。
1.「君がヒーローだ」と呼びかけるパターン。最近ではサザンオールスターズ「君こそスターだ」など、スポーツ関係のタイアップに多いです。
2.「ヒーローなんて実際のところこんなもんなのさ」みたいな、皮肉めいた歌。ポルノグラフィティ「ラスト オブ ヒーロー」「TVスター」、桑田佳祐「ROCK AND ROLL HERO」、LIV「FAKE STAR」などなど、探せばもっといくらでもあります。
3.「誰もが認めるヒーローにはなれないけど、君だけのヒーローにならなれるんじゃないかな」あるいは「わたしだけのヒーローになって」というパターン。Mr.children「HERO」が、あまりにもそのまんまですね。
まじめに細かく例を収集したり考察していくとキリがないので、とりあえずこんなもんで。
ひとつ言えることは、現代ポップスにおいて、「完全無欠の強いヒーロー」を歌う歌は流行らない、ということですね。1「君がヒーローだ」タイプにしても、「強い」よりは「優しい」「あきらめない」といった点が重要視され、また、3のパターンに似た方向性を持っているものが多い印象です。だって「完全無欠の強いヒーロー」なんて言葉が出てきたら、2の皮肉だと思っちゃいますよね?
今回のEXILEは、『僕等はいつまでも キミの胸にいるから・・・。』と、一人称が「僕」ならば3に含めそうですが、「僕等」なので、厳密に言うと違ってきますね。歌っている本人たちに、この歌を聴いているすべての「キミ」を救うことができるヒーローなんだ、と言いたげな口ぶりです。
ただしその「ヒーローである僕等」もまた、「完全無欠の強いヒーロー」を歌っているわけではないです。というか、『願いは必ず叶うはずさ!』と勇気づけはしても、「僕等が願いを叶えてあげるよ」とは言わないんですね。あくまでも『キミは一人じゃないさ・・・。』と、傍にいると安心感を与えるだけにとどまっています。ここには、「守る/守られる」という感覚から脱していこうとしつつある社会の雰囲気があるんじゃないかなと。
一方的ではない、双方向コミュニケーション。ポップスでテーマになり易い「恋愛」にしても前々からそういう傾向ができつつあるのは感じてましたし、今回みたいに「ヒーロー像」もまた、「守ってくれるもの」というイメージがなくなっていくのかなあと。
やっぱりこうしたヒーロー像の変遷は、時代の色なんでしょうね。
とだけ言えば、だいたい雰囲気はわかってくれるかと思いますので、「高度経済成長の終わりが云々」とかそういう話は割愛します。
音楽だけでなく、漫画業界、ゲーム業界なんかでも、似たような現象が起こって久しいですよね。「正義の主人公がお姫様を助けつつ悪の帝王と対決する」みたいな、勧善懲悪、初期ドラクエの勇者的な価値観は、今やすっかり影を潜めているわけですし。
ちょっとまとまりなく読みにくい文章になってしまいましたが、もう二時間ほど費やしてしまっているので、見切り発車。
EXILE
コメント(3)| Track back(0) | 2005年01月16日
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