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ERJ いきものがかり , 水野良樹 , 田中ユウスケ , 山下穂尊 , 中山加奈子 , その他
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<女性視点から男性が描くことで、相思相愛の関係が浮かび上がる>
デビューから「SAKURA」「HANABI」と季節に沿って叙情性ある楽曲を連続でリリースしてきたいきものがかり。3作目は秋には特にちなんでいない、バラードになっています。
和風な単語を駆使していた前2作とは違い、『好きだよ 大好きだよ いつまでもいっしょ』と、今回は女の子の心情をストレートに綴っています。
ポイントは、作詞作曲がメンバー水野良樹と、男性が描いていること。このブログがテキスト系サイトであれば、やたら甘えてきたり『「運命の人よ」「白馬の王子様よ」』なんて言っちゃったりする女主人公をツッコみまくるところでしょうけれど、分析して面白そうなのはむしろそう言われたりして『あなたはまた照れて 聞き流すけど』の「あなた」、相手の男の子側ですね。
「あたし」もなかなかよく描けているなあと思うんですが、恥ずかしがりで照れ屋、積極的な「あたし」に振り回されがちな「あなた」のほうがキャラとしてすごく面白い。歌われる中の彼の挙動に、共感を覚えてしまう男子は少なくないはず。
また、『初めて握る左手は あたしよりもふるえていた』なんてフレーズとかは、これは男性視点でないと書けないんじゃないかなと。初恋くらいの男ってのは、たいていそんなもんです。
『いつもやたらと足早』になったりする態度っていうのは、もちろん相手のことを好きだからなんですが、それは男の子側の共通認識ではあっても、女の子にとっては不安になったりもするものなんじゃないかなと。そのへんで上手くいかなくなって終わってしまう初恋話は、世の中に山ほど溢れているわけで。そこをこの曲では、すっかり「あなた」を信頼しきっている「あたし」の描きかたと、男性が書いているがゆえの安心感みたいなもので乗り切っているなあと。
だから、『カンジンなことは ちゃんと伝えて欲しいんだ』という女の子→男の子の呼びかけにも、不安不満は漂ってはいません。ストレートに想いを伝えている「あたし」サイドはもちろん、そういう態度をとっていない「あなた」もまた同じ気持ちなんだ、という相思相愛の関係だということが、よくわかるんです。
そのほか、『どうしようもないくらいに 好きだから』の「好き」の前でタメて、「好き」を印象付けようとしているとことか、バンドとしても感情を音で表現しようという意欲が感じられますね。なかなか考えられた佳作だと思います。
いきものがかり
コメント(0)| Track back(0) | 2007年01月20日
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