 | タイヨウのうた (通常盤)
ソニーミュージックエンタテインメント MAIKA SHIRATORI, MARIKO NAGAI, JUNJI YAYOSHI, COZZi, Kaoru Amane
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<王道をシンプルに表現することで、感動ストーリーの受け皿として機能する>
この夏の話題作「タイヨウのうた」そのドラマ版でヒロインを演じた沢尻エリカが歌う、ドラマのタイトルが冠せられた劇中歌。演出上、主人公の雨音薫が作って歌っているということになっていますが、現実に作詞作曲をしたのは白鳥マイカというシンガーソングライターだそうです。
主題歌の柴咲コウ「invitation」よりも、そして映画版に主演したYUIの歌う映画主題歌「Good-bye days」よりもセールスを伸ばし、あれよあれよという間に今年有数のヒットにまで達しました。その内容は、先にまとめてしまうと「王道をごくシンプルにまとめたバラード」です。それほど変わったテーマでもないですし、それほど特徴のあるメロディラインやアレンジや歌声で形成されているわけでもありません。
『笑って 泣いて 君と出会えて/見える 世界は 輝きだした』そんな心情を、「太陽」をモチーフに各所に織り込んでいます。その中で、『私のうた 君を 照らすよ』というように、自らの歌を「太陽」と重ね合わせ、世界を開いてくれた「君」に届けよう、そんな思いが表されている、という。
「うた」に重きを置くところあたりはきっとドラマ主人公としての立ち位置を考えてのことでしょう。ただ、全体として作品に密着しているというよりは、その背景ナシでも通じるような内容になっているかなと。
でも、『ひまわり揺れる』というわかりやすいイメージを挟んだり、『やっと気づいたんだ』『答え』『私のまま』『ありがとう』『忘れはしないよ』あたりの、普遍的に人の心を掴む、ぶっちゃけお約束のフレーズが並んでいるので、物語との関連性が薄くても、感動できないという事態にはならないのですね。むしろ、知らない人でも引き込めるプラス要因になっているわけです。
作品を知らない人でも入れて、知っている人ならより深く没入できるような、シンプルに見せつつもじゅうぶんに練られた下地。その上に感動できるストーリーが乗って、それでこそのヒットなんだろうと思います。
Kaoru Amane
沢尻エリカ
コメント(2)| Track back(0) | 2006年11月27日
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