 | サルビアのつぼみ
KRE HOME MADE 家族, クロ, MICRO, U-ICHI, 槇原敬之
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<自分自身の定義を、ここまで成長してきた感謝を、両親との「絆」に見出す>
サルビアの開花時期は夏から秋にかけてのようで、リリース時期とは季節が離れていますが、花言葉が「家族」なんですね。まさにユニット名にある通りで、両親への感謝の気持ちを捧げる歌になっています。
『ふとした仕草が母に似てきた/いつしか口癖が父と似てきた』という一節が示すような親とのつながりがクローズアップされてます。父と母から受け継いだ、っていう書き方はラピュタの「君をのせて」をちょっと思い出しますね。とにかく、いいことか悪いことかはさておき、誰でもこういうことってあるんじゃないでしょうか。…あるなあ…自分ってこの親に育てられたんだなあって思う瞬間…
そういうのを『くすぐったくて思わず否定する自分』ってのも、きっとある感情ですね。気恥ずかしさを押さえつつも、『サルビアのつぼみが/今花を咲かそうとしてるよ』と自らを開花するつぼみに例え、育ててくれた愛情への感謝まで結びつけているわけですね。
ちょっと興味深かったのは、上で述べたように「親と似てきた自分」を発見したとき、『物語る「僕は誰なのか」を/不意にこみ上げる感情に/包まれて妙に自分が愛しい』と語るところ。よくある「自分とは?」みたいな問いのひとつの明確な答えとして、「両親の間に生まれた子供」なんだ、と述べているわけです。家族関係の希薄化は、確かにアイデンティティ不全の原因のひとつかもしれないなあと。
悩んでいる人、家庭に問題を抱えている人に受け入れられるかどうかは別として、ひとつのはっきりした見方を示したのには好感です。
あと、「サルビア」と花の名前をはっきり出しているのもいいですよね。花言葉の関連性も当然ある、というかそれが第一義にあったと思いますけど、花を限定せずに「花のつぼみ」とだけ書いても内容は成立しちゃうし、ただ「身近な人との絆をモチーフにして感動させよう」とだけ考えていると、そうなってしまいがちだと思うんです。
抽象的に「花」と書いたほうがなんだかキレイだって考えられがちなんですが、やっぱり具体的に述べるほうがイメージ喚起力は強いし、印象に残りやすかったりします。
このユニットは身近な人とのつながりを描いたりして、ポジティブでハートウォーミングな曲を作りますよね。その辺の姿勢が、きっと槇原敬之とリンクしたのかなと。
ちなみに自分も勘違いしてましたが、「サルビアのつぼみ」には槇原敬之は参加していないようです。カップリングの「You'll be alright」のコーラスなんだとか。
HOME MADE 家族
コメント(0)| Track back(0) | 2006年02月26日
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