J-POPヒットチャート歌詞分析ブログ

現代ポップス考。(移転しました)

柴田淳「ちいさなぼくへ」
      

ちいさなぼくへ
柴田淳, 瀬尾一三, 坂本昌之
ドリーミュージック

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 ピアノ基調のしっとりスローテンポ曲が主軸の女性シンガーソングライター、柴田淳。声は聴き心地よいけれど、いかんせん幅広い人気と知名度を得るには地味すぎな印象があります。
 しかし問題は歌詞で、癒し系っぽい雰囲気だなーとか思っていると痛い目に遭います。タイトルにあるように、「過去の自分」へ語りかけている歌なのですが、いやこれがヘコむヘコむ。「いつの間にか失っていたイノセンスへの追慕」というのは、センチメンタルさを醸し出す上では王道ではあるんですが、それ以上に、「現在の自分」の弱弱しさが目立つんです。

『僕が君の未来だなんて/悲しくて 切なくて/閉じたアルバム』

 あー。うぅ。そんなこと歌われるほうが悲しくなるってもんですわ。自己卑下している感じがどうも引きこもりっぽくて、聴いていると「さよなら、青い鳥」っていうFLASHがあるんですが、それを思い出します。インタビューとか読むと、実際歌っている柴田淳本人もしばらく無気力で閉じこもっていて、その末にできた曲なんだということです。やっぱり。
 上の引用箇所が1コーラスのサビで、最後のほうになってくると一応救いはあるんで、どん底まっしぐらっていうわけでもないですし、あざとい感じもあんまりしない程度に収まっています。でもやっぱり、引きこもりの素質を持っている人間にとっては、1コーラスが非常に凶悪です。内向的な性格で、落ち込んだときの対処法は元気な歌でなく暗い歌を聴くことだっていうタイプの方にはオススメです。そうじゃない人も、えー、雰囲気だけなら癒し系ですよ?

 この前の「未成年」も、その前の「あなたとの日々」もまた、それぞれに違う意味で怖い歌でした。この人の場合、わざとそういうフレーズを作っている気配が全然しなくて、何気なーく出てきた言葉をつむいでいたらこうなりました、みたいなナチュラルさがあって、それがいっそう怖いです。
 や、フォローしておくと、普通に幸せラブラブな歌も作るんですけどね。ええ、確か。

柴田淳

コメント(3)| Track back(0) | 2005年01月07日

■ でも・・・
そこが彼女の魅力じゃないっすか?
私はすきですよ!
ココでダウンロードして聞いてます。
今特集もやってますよ!
http://www.ongen.net/

本間 (2005-03-31 09:13:42)

■ 無題
柴田さんの曲は悲しい曲が多いかもしれないけど、それは、別にいいじゃないかと思います。それが柴田さんの曲の魅力だからです。
悲しいけどすごく共感できるし、やっぱりその人の感じ方や、考えた方は違うから、そこまで否定しなくてもいいんじゃないかと思います。
  (2006-05-08 23:40:10)

■ Re:匿名さん
や、否定してないですよー。むしろこの暗さが大好きです。アルバムも買いました。

暗い曲歌う人って多いですけど、たいていどこかに「作ってる」感があるものなんですけど、この人はそれが感じられないんですよね。それが怖いです。怖いというのは何も否定しているわけじゃなく、その純粋性にゾクゾクくるっていう意味で。
あー、でもレビュー読み返したら、こりゃ否定しているふうに取れちゃいますよね。あんまり印象深かったから感動しているだけなんですが…。すいません。
はじ(管理人) (2006-05-13 17:11:43)

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柴田淳
HIROMI

淡々とダークな作風は、
2007年も健在の模様。
今回も、決して取り乱すことなく
ドロドロの本音を聴かせてくれます。


salyu
TERMINAL

作詞に一青窈 が加わったことで、
透明な世界に徹した1stよりも
輪郭が濃くなった印象の2nd。
「to U」のソロ版も入っているけど、
あんまり必要なかったかも…?


bonobos
Standing There〜いま、そこに行くよ〜

今年の自分を振り返ると、
この手のゆったり感のある
心地よいリズムがツボでした。
PV丸ごと試聴もあります。
なかなか感動的で後を引く。


メレンゲ
underworld

前々から薦められていたバンド、
PVフル試聴あったので聴いてみました。
雰囲気、かなーり好きな感じ。
映画タイアップの関係もあってか、
田中麗奈使いすぎな感じだけど、
それだけ押したいのもわかるかも。


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よつばと!6巻

読んでいるとほっとする上に
文句なしに笑えるという稀有な漫画。

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