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ソニーミュージックエンタテインメント
K, Mai Osanai, Nao Tanaka, Hideki Ninomiya, Joe Jackson, I.S.O., 小山内舞, 田中直
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<確かなものがなくても、絶望を振り切るため自らに言い聞かせる強い言葉>
レミオロメン「粉雪」と同じく、ドラマ「1リットルの涙」で使われた楽曲。「冬/現在」を描いている「粉雪」に対し、こちらは「夏/過去」が曲中で引き出されています。曲単体で見るとこの「あの夏」のイメージは必要性がなくって、切なさを出すためにわざわざ使われている感じがして正直ズルいなーと思うんですが、これもドラマの内容とリンクしたりしてるんでしょうか。
ただピアノ歌い上げバラードだというだけじゃなく、アカペラでの始まり、マイナーコードで閉じる和音進行、要所で挿入される三連のリズム、盛り上がっていったん音がやんで、静かに終わっていくサビ後半部…と、とにかくバラードを効果的にドラマチックにする手法がつぎ込まれています。でもそれがゴチャゴチャし過ぎず、全体に静かなイメージを崩すことなくまとまっているなあと。
『哀しみの向こう岸に/微笑みがあるというよ』…微笑みを得るためには、まず哀しみを通り抜けなければならない。『闇だけが教えてくれる』というように、マイナスの出来事がまず前提になる言葉で、この歌詞は満たされています。
そして、「〜があるというよ」と確証のない伝聞形だったり、『明日さえ見えたなら』というフレーズからもわかるように、先のことは何も見えない状況に「僕ら」は立たされています。それでも、『今は 前に 進め』と歌は告げます。頼りとする確かなものなど、何も示されないままで。ラブソングであれば、ここで「君/僕が側にいる」ということになるところですが、そんな相手はこの曲では提示されないのです。
それでも、「進め」と奮い立たせるような強い言葉を口にするのは、そうとでも言わなければ進むことができないから、なのではないでしょうか。何の確証もなくても、無理やりにでも進もうとしなければ、いつまでも動くことができない…それくらい今が辛い状況にある、ということがここに表れているような気がします。
K
コメント(0)| Track back(0) | 2006年01月15日
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