<広々とした景色から、伸びやかに空に舞い上がるメロディ>
昨年、ずっとタッグを組んでいたその道では有名なプロデューサー菅野よう子の手を離れ、新しく一人で活動している声優系のシンガーさんです。声優系といっても、舞台のお仕事などもされているようですが。
快活で、爽やかな雰囲気で奏でられるアレンジ。もともと清涼感を感じさせてくれる歌声の持ち主ではありましたが、今回はさらに開放感が大きく増しているような気がしました。それは『手を 手を伸ばし 風掴むんだ』とあるように、広々とした場所を想像させるフレーズのせいもあるでしょう。「手を」の繰り返しなどにも見られる歯切れのいいメロディとミドルテンポの速さも、外を歩いているような印象を与える要素になっているんじゃないでしょうか。そこにさらに『手を 手をつなぐ そして飛べる きみとなら』で、伸びやかな高音に浮かんでいく…そんな一連の流れが、聴き手の開放感につながってくるのでしょう。
また一方で、がっちりと組んでいたプロデューサーから離れたのも影響のひとつにあるんじゃないかなとも。以前の緻密な曲世界もまたいいものでしたが、その中ではこうしたタイプの曲もここまでの伸びやかさは持てなかったんじゃないかなあ、と想像するわけです。どちらがいいというものでもないんですけどね、こういうのは。
坂本真綾
コメント(0)| Track back(0) | 2006年09月04日
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