<変わらないスタイル、骨太で叙情的な世界>
息の長い活動と、それを支えるファンの結びつきの強さが印象に強い浜田省吾です。現代に警鐘を鳴らす曲を書いたり(Mr.children桜井和寿のBANK BANDがカバーした「マイ ホーム タウン」とか)震災時に利益を復旧に充ててもらおうとベネフィットシングルを出したり、社会にコミットした音楽活動をしている人でもありますね。
今回は社会とはあんまり関係なく、「いろいろな場所へ行きいろいろな経験をしたけれど、君を想い続けて戻ってきた」という内容。砂漠、路地裏、雪原、都市などスケールの広いイメージは、アニメ主題歌的なものの特徴なんですが、まったくそうした感じがしないのは、「イメージではなく、実際に経験してきたんだ」と静かに語っているような骨太なサウンドと声のせいでしょうか。
佐野元春なんかもそうですが、自分が子供の頃からスタイルを崩さない、確固とした音楽が今回もしっかり根付いていて、「らしい」曲に仕上がっています。男臭さを全開にしつつ、どこか叙情的なセンスもあるんですよね。特にタイトルとか、「悲しみは雪のように」とか「モノクロームの虹」とか、凝ったものが多いですし。
浜田省吾
コメント(0)| Track back(0) | 2005年05月28日
|